第43回JC青年の船とうかい号

団長・本部長挨拶

第43回青年の船「とうかい号」 > 団長・本部長挨拶

団 長  前田 創史

(公益社団法人 各務原青年会議所)


 日本は、戦後の復興を経て高度経済成長により世界に誇る経済大国として発展を遂げ、その後も未曾有の震災や幾多の国難を乗り越えてきましたが、経済不安、閉塞感に覆われていると叫ばれている昨今、日本を明るく元気にするのは青年である私たちの使命です。礼節を重んじ、おもいやりの心をもち他に献身できる価値観を育んできた我々は、日本人の精神性、自国を誇る国家観と歴史観を学び「心」ある国、日本を創造する必要があるのです。
 1974年から、長きに亘りJC青年の船「とうかい号」は洋上での集団生活と研修により、自立心や協調性をもつ青年の育成を続けてきました。また、寄港地での国際交流事業は、広い視野を与え、地域や自国への誇りを高めるだけではなく、民間外交の一躍を担う運動でもあります。第43回を迎える本船では、今の時代を生きる全ての人が、時代の荒波を乗り越え新たな価値観を育み希望溢れる地域、日本を次世代へとつないでいくために、海外の青年との国際交流を通じて、海外から見た日本の価値観の素晴らしさに触れ、それらの過程で、今私たちは何をすべきかを自問自答し、地域の未来を選択することのできる自国を誇る国家観とおもいやりの心をもつ、地域から必要とされるリーダーの育成に努めて参ります。
 皆様とともに大海原へと旅立ち、世界から共感される日本人としての「心」をもつ、次世代に誇れるリーダーとして成長していきましょう。


本部長  橋本 尚史

(公益社団法人 岐阜青年会議所)


 国内最大級の洋上研修船であるJC青年の船「とうかい号」は、乗船者をご輩出頂いてきた東海地区の多くの方々のご支援とご協力のおかげをもちまして、今年で43回目の出航を迎えさせて頂きます。洋上における船内研修と異国の地でおこなう寄港地活動によって、これまでに25,000名以上の若者が下船時には多くの気づきと一生涯の仲間を手に入れることで地域を牽引する原動力として活動する人材となっています。
 本年の第43回JC青年の船「とうかい号」では、「未知の世界を突き進め!一人ひとりの勇気が未来を変える」をスローガンに掲げ台湾南部に位置し台湾第二の都市である高雄の地へ向けて出航します。船内で行なわれる8日間の洋上研修を通して未来を変えるにはまずは自分を変えなければならないこと、そして誰もが自らを変える力をもっていることに気づいて頂くことで自分らしく生きる勇気をもって頂きたいと考えています。また、寄港地での活動も含めて、日本人の歩んできた歴史や日本人の価値観を語り継いでいく大切さを伝え、「個」と「公」の調和こそが日本人の誇れる価値観であり、日本人の「心」として私たちにも確かに受け継がれていることを知って頂きたいと考えています。
 最後に、JC青年の船「とうかい号」に乗船した経験が人生を変えるきっかけになることをお約束してご挨拶とさせて頂きます。

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