1974年より46年間に亘り、東海地区最大の人材育成事業として受け継がれてきたJC青年の船「とうかい号」は、その時々の時代背景を照らし合わせ、そして未来の地域社会を思い描き、乗船者の方々を地域社会や企業から必要とされるリーダーへと導くための研修や交流の機会を提供してまいりました。
47回目の船出を迎える今回は、乗船者の方々に地域社会の抱えている問題を自分ごとと捉え、それを解決に導く力を持ち合わせていただけるリーダーシップ、フォロアーシップ研修に加え、今後の地域社会・企業のさらなる発展に向けて、2015年に国連サミットにて採択され、2030年まで世界が共通して目標達成を目指す、持続可能な開発目標（SDGs）を実践できる人材へと成長いただける機会を提供させていただきます。また、国際交流の機会を通して国際的な視点を持ち合わせた人材へと成長していただくことを目的としています。
これまで多くの企業・地域の皆さまからお支えいただきましたことに感謝を申し上げるとともに、本年も「とうかい号」をとおして、新たな出会いから希望溢れる東海へと導ける航海となることをお約束申し上げます。
共に輝かしき未来を創りあげましょう。皆様の乗船を心からお待ちしております。

国内最大級の洋上研修船であるJC青年の船「とうかい号」は、乗船者をご輩出頂いた東海地区の多くの方々に支えられ今年で47回目の出航を迎えさせていただきます。洋上における研修と異国での寄港地活動を経て、これまで27,000名以上の若者が多くの学と気づき、そして一生涯の友を手に入れ其々の地域・社会で活躍する人材となっています。
本年、第47回JC青年の船「とうかい号」では、「誰もが輝く未来への挑戦！！～希望溢れる東海への航路（みち）～」をスローガンに掲げ、台湾北部の台北の地へ向け出航します。現在の社会は、技術的に急激な進歩をとげ人としての在り方がこれまで以上に問われる時代となっています。コミュニケーションと労働の在り方が大きく変わる転換期に対応した人材育成を構築することで、社会・企業の未来を考え挑戦できる人材を育成します。また、寄港地での活動も含め世界には共通の諸問題が数多く存在すること、その解決に向け日々取り組んでいる人たちがいることを知り、現状を分析し問題を定義し目標を持ち他者を巻き込み行動できる人材を育成します。
最後に、JC青年の船「とうかい号」が皆様方の輝く未来への第一歩となることをお約束しご挨拶とさせて頂きます。